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ネットショップではなく、リアルな世界での出店から始めたハンドメイド販売

編みぐるみを製作しながら出店しています
あみぐるみを製作しながら出店しています

独学で勉強をしたり、習いに行ったりした

木工を始めたのは、10年以上も昔になります。
飼っていたウサギのために、移動式で風通しが良く、ウサギが遊べるように2階建てで、隠れるためのトンネルもある、大型の凝ったウサギ小屋を父と一緒に作ったのが始まりでした。
それから何年も木工にハマり、ウサギ小屋のように大型の変わっていて凝った作品をたくさん作りました。そして色々なところに木工を習いに行ったりもしました。電動工具の使い方からお洒落な雑貨の作り方を教えてもらいました
あみぐるみは独学であみぐるみの本を何冊か作り、また編み物教室に習いに行ったりもしました。そのような経験もあり、自分の作品を販売してみたいと思い何点か作品を製作しました。

フリーマーケットから始めた

さらに昔にフリーマーケットをよくやっていまして、当時はフリマ人気でかなり売り上げていましたので、そんな記憶もあり、自分の作品をフリマで売ってみようと出店しました。人気のフリマも知っていましたので早速申し込みました。ところが出店当日、朝から激しい大雨で中止になったのです。
思い立ったらすぐやりたい性分なので、すぐに別のフリマに申し込みました。即席で探したためそこは全く知らないフリマでした。そして出店。コロナ禍ということもあってか、そのフリマ会場に来たお客さんは15人もいなかったと思います。ガランとした寂しい雰囲気でした。出店者自体が10人以下だったかもしれない。愕然としました。期待はずれです。

ハンドメイド作家さんに出会い、マルシェを教えてもらった

せっかく、商品を作ったのにどうしよう…。すると1人のお客さんが話しかけてきました。「ここで売っていたらダメだよ。ここは安い服を50円か100円で買う人が来るところだよ。それにここはお客さんが来ないよ」と言って、知り合いのハンドメイド作家さんを連れて来てくれたのです。
そしてそのハンドメイド作家さんが、自分が出店しているたくさんのマルシェを教えてくれました。その時は、マルシェという言葉さえ知りませんでした。「マルシェって何?」「とにかく行ってみて」紹介してくれたマルシェというものに、早速行ってみました。
今だからわかるのですが、そのマルシェは歴史のあるマルシェで、人気作家さん達がたくさん出店するマルシェでした。クオリティー高い!すごい作品ばっかり!私も、やってみたい!

 

それ以降、ハンドメイド販売というのはネットショップと出店という道があり、出店は準備がたくさんあるし、初心者はネットショップからが妥当な選択だということも、情報収集しているうちにだんだんとわかってはきました。
ところが何故か私が選んだ道は出店でした。見学したマルシェがあまりに素敵だったので、ワクワクしてしまったのだと思います。
エネルギーがあるうちに一気に商品を製作し、出店の情報を集め、木工の経験もあってか什器も作り、一応出店できる準備を短期間で整えてしまいました。今になって思えば、無謀な選択でした。それから、出店、出店、出店…連続で出店しました。

とんとん拍子で繋がりができていった

今になって、その選択は正しかったのか振り返ってみます。結論は、正しかったと思います。

 

出店の申し込みをしてしまったことにより、商品を作るしかないピンチに常に追い込まれていました。また、出店したら必ず課題が見つかり改善します。その繰り返しを延々としました。
継続的に出店するためには、最低でも出店料は巻き返せるだけの利益は確保しないといけないからです。むりやり、成長せざるを得ない環境に飛び込んでいる状態でした。そのような環境で、クリエイターさんだけに限らず、他のご商売をされている沢山の人達との出会いがありました。その方達から、たくさんのアドバイスやアイデアや情報をいただきました。そして別のマルシェに誘ってもらったり、新たにマルシェの口コミをもらったり、とんとん拍子で繋がりが出来ていきました

出店することにより、フィードバックを得られた

またお客様とたくさん話すうちに、もうちょっとこうだったら、こんなの作ってほしい、しっかり編めてる、すごく可愛い等々、ネットでは知り得ない隠された感想もたくさん知ることができました。ここは変更しよう。ここは自信を持っていい。というように、作品作りに生かすことが出来ました
もしネットショップだけでしたら、つまずいたときに、何がいけないのかを自分1人で見つけるしかありません。出店してたくさんの人と関われば、何かしらフィードバックがあります。最後は自分で答えを出すのですが、答えを出すためのヒントをたくさん得ることが出来ます。
ただし傷つくこともあります。それは思ったように売れなかったとき。私は初出店のとき、実はすごく売り上げました。ハンドメイド販売をやっていけると調子良く考え、継続するための背中を押すことになります。でもそれは、たまたま運が良かったのてす。その後売れたり、思ったように売れなかったりを繰り返し、はじめからそう簡単に上手くいがないことを痛感したました。
でもそんな時でも、他の売れている人を見て勉強することができます。例えば、商品のクオリティーやセンス。価格帯、商品数、ディスプレイ、管理、考え方、接客など。自分の力で、商品やサービスを生み出すことの凄さも知りました。

 

ただ傷つくのではなく、頑張れば売れるんだ。やった〜!と思うことにしました。売れなかったのは、自分の技術が足りなかったから。じゃあ、もっと技術を磨こう。

皆から、凄いと言われている人に出会えた

他には、皆んなから凄いと言われている人と知りあえて、その人から色々教えてもらえたことも貴重な財産です。その方は薄利多売はしていなく、数は少なくとも適正価格で売り、ハンドメイド販売を継続するための利益を出していました。もちろん技術力もありセンスもありました。注目すべきところは考え方が抜きん出ていて、雑な言い方ですが度胸もあるし賢い人だなあと思いました。ネットでは、皆んなから凄いと言われている人からお話は聞けません。

出店したからこそ、見えてきたものがある

動線が悪いと売り上げに差が出て、物販では不利だということ。集客の色々な手法。自分の商品に合った売り場は、自分の目で確かめるしかないこと。これは、ネットショップでも同じかもしれません。

 

ネットショップから始めた方がゴールに近かったのかは、結局わかりません。ただ、ネットショップオンリーですと、つまずいたときに、迷ったり不安になったりすることが大きいのは間違いないです。百聞は一見にしかずといいますが、昔の人はよくいったもので、確かに目で見て確認することにより納得できるのです
くまのあみぐるみキャラクター
くまのあみぐるみキャラクター

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