補正もなく意匠権を取得できた
この度無事に複数の意匠権を取得いたしました。そして、やっと意匠登録証が届きました。
複数取得したと書きましたが、短期間で取得できたものから、えっ?もしかして審査に落ちました?と心配になるくらいまで時間がかかったものまで、取得までの日数にかなり差がありました。
過去に意匠登録した経験があったので、今回はスイスイできた
過去に意匠権を自分で申請し取得した経験がありましたので、今回はその経験を元に申請しました。そのため補正もなくとんとん拍子で取得することができました。
過去に申請したときには、意匠申請が初めてということもあり補正がありました。修正し書類を再提出するため作品を作り直し、写真を撮り直しと面倒な作業がありました。今回は、前回の資料を全部保管していたことや、前回の失敗を学習していましたので、どのように書類を作成したらいいのかある程度わかっていました。
無料の相談窓口を最大限に利用する
意匠権取得後は、特許庁の電話相談窓口やビジネスについて相談にのっていただける公共の窓口がございましたので、2つとも有効活用させていただきました。
特許庁の電話相談窓口は特許庁に紹介してもらいました。この相談窓口の存在は今回初めて知りました。前回意匠権を申請したときには知りませんでした。
今回あまりにも意匠申請後の最初の通知が郵送されてくるのが遅かったため、こちらも念のために申請した作品を世間に公表することを控えていたことから、いつまでも商品を秘密にしておかなければならずかなり困りましたので、特許庁に新規性のことについて相談したのです。その時に相談窓口を教えてもらいました。
ちなみに審査の進行具合は、別途書類を送付し照会をかけました。その後照会の結果が届いたのも見て、まだ審査が開始されていないことを知り驚愕しました。大体6~7か月で最初の通知がくると知らされており、その期間はとっくの昔に過ぎていたからです。
意匠権の書籍では詳細が分からなかった
意匠権について分からないことがあり、どれだけネットや書籍で調べても答えが載っていなかったので、これ以上自分では調べきれず、また正確な答えが欲しかったため相談させていただきました。個人的には相談してかなり良かったです。1回の電話でスパッと問題解決しモヤモヤが消えました。親切で助かりました。
特許や意匠権の書籍は何冊か読みましたが、親切に書いてあるもののそこまで細かいことは載っていませんでした。詳細が不明というのは何も特許や意匠権に限らず、特に法律がかかわる実用書はどれもざっくりとした大まかな部分までしか記載されていないような気がします。
その記載されていない部分が本当は一番重要だったりするのですけどね。ただ確かにあらゆる場合のことまで公表すると、それによって別の不都合が生じそうな気はしますので、そういった観点からでも法的なことは大まかなことまでしか公表しないのではないかと思います。
公共の施設でビジネス相談に乗ってもらった
公共のビジネス相談は、予約制で対面で相談に乗ってくれます。
そこはマルシェのときに出会った出店者さんに教えてもらいました。マルシェで出店者さんたちとコミュニケーションを取りますと、本当に様々な情報をくれますので助かります。その方は、その後マルシェ出店のアドバイザーの仕事も始めたようです。聞いたところ自分でも積極的にきちんとした公的機関でお勉強されているようでして、その実績からアドバイザーをやっているようです。
その公共のビジネス相談はわからなかったことを丁寧に教えてくださり、また作家活動の助言をいただきました。すぐに実践で役に立つ情報とそこでも法律的な内容を教えてもらい、相談に行って良かったです。後からまた別のハンドメイド作家さんと知り合いわかったのですが、結構その相談窓口を利用している作家さんは多いみたいです。
意匠権を簡単な言葉で説明すると
意匠権をできるだけ簡単な表現で説で明しますと、意匠権とは、販売する商品つまり工業製品のデザインを保護するものです。絵画のような1点物ではなく、商品として量産できる物のデザインのことです。
世の中に出ていない新しいデザインで、尚且つ簡単に考えつかないデザインであることが条件。
意匠権を取得するのに、全て補正もなく審査が通ったのですが、1つの意匠権は時間がかかりました!また時間があるときに、日数の謎ついてブログに書きますね。
これは戦略を練る上で、知っておいた方が良いです。ポイントは、補正がなく再提出をしたわけでもないのに時間がかかった。このことは審査が進行しているのか不安になったというのもありますが、それよりこちらもどのタイミングで商品を広告に使おうか、ネットショップで販売しようか、お客さんがよく商品の写真を撮ったりしますので、商品を店頭に並べる時期など色々と計画を立てていましたので困りました。その計画が総崩れになりましたから。
私も、一度特許庁に問い合わせしてしまいましたもの。6~7か月ごろに最初の通知が来るというのは必ずではないという実情を知り、え〜っ!って思いました。
このように、意匠権を取得するにあたり補正もなくストレートに申請が通ったわけですが、審査開始までに想像以上に時間がかかりプチ悪戦苦闘がありました。
意匠権を取得するには費用も時間もかかります。ところでそこまでしてハンドメイド販売する者が意匠権を取得する価値があるのかという疑問がわいてくるかもしれません。そのことについては、ホームページの別ページに記載してあります。
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