ハンドメイドは、そのお店でしか販売していない１点ものを製作できる
ハンドメイド品の良いところは、そのお店でしか販売していない1点物を製作出来ることではないでしょうか？
ハンドメイド品は、会社と違って工場で量産するようなことは出来ません。自分のデザインしたイラストを、Tシャツやマグカップや紙などに印刷するように印刷会社に依頼する、パートさんに製作の一部を依頼するというようなことは出来るかとは思いますが、あみぐるみはそのようなことはできません。
ですが個人が作るハンドメイドは、商品ごとに少しずつデザインを変えることができます。えっ？っと驚くような個性的なデザインにも挑戦できます。
会社は、万人受けして量産できるデザインのくまちゃんしか作れない
大量生産するからには、必ず利益がでないといけない
これが会社ともなると、大量生産するからには必ず利益が出ないといけないわけですから、多くの人たちに受け入れられるかどうかわからない個性的な商品に挑戦するには、勝算がないとなかなか踏み切れないのではないでしょうか？
斬新なデザイン案も、上司の承認が終わるころには無難なデザインになる
社員が斬新なアイデアを提案したとしても、上司の上司に承認を得る頃には多くの人に受け入れられるデザインでまとまりそうです。
製造が困難なデザインや、頻繁なデザイン変更はお金がかかる
それに複雑な形状で材料費がかかったり、大量生産が困難なデザインは、商品単価が上がるため承認されないことも考えられます。頻繁なデザイン変更も商品開発にはお金がかかるので、ハンドメイドのように毎日変えるというわけにはいかないでしょう。
市販のくまちゃんは、万人受けする簡単な形が一般的
市販のくまのぬいぐるみを一度意識して観察してみてください。とても量産しやすそうな万人受けしそうな、一般的な形のくまちゃんが販売されています。手触りや風合いもペランペランだったりします。
洋服ブランドは、無難な形状にカラーバリエーションをつけて、開発費を節約している
私が好きな洋服のブランドでも、春も夏も同じ形のひだスカートが販売されています。定番の形でよく売れるのか、柄と生地が違うだけで型紙は同じなのではないかと思います。商品単価が安いことがウリの洋服ブランドですと、無難な形状の洋服に多くの人が好まれるカラーをカラーバリエーションを増やして販売しています。
似ているけど、ちょっとづつ個性が違う兄弟のようなあみぐるみをデザインできる
「ぽかぽかざっくりん」でも、木製雑貨の小物につきましては作業効率をあげるためまとめて製作していますが、あみぐるみは1つずつ製作するしかないので少しずつデザインを変えることが出来ます。あみぐるみは、1目違うだけ1段違うだけ、パーツの取り付け位置が違うだけで違う雰囲気の子が完成します。これが受注販売となると「ハンドメイド品のために個体差があります」とあらかじめお客さんに理解を得ていないといけないため欠点ではありますが、誰も持っていない自分だけのあみぐるみが欲しいお客様に対しては長所となります。ほんの少し耳の位置をずらす、目の大きさを変える、ワタを多めに入れて太っちょにするなど、まるで似ているけど少しづつ個性がある兄弟のようなあみぐるみが完成します。そこがハンドメイドの、あみぐるみの自由で面白く、楽しいところだと思います。
