あみぐるみを作ったことある人のコメントは?
マルシェに出店してて「あみぐるみを作るのって難しいの?」と聞かれました。これ系の質問はよくされます。編み物をやったことがありあみぐるみも作ったことのある人なら、「あみぐるみは難しいよ~、時間がかかるもん」「編み図通りに編んでいたのに、別のものが完成した~」なんて声を聞きます。
あみぐるみの本は難しすぎて作れないと売れない
あみぐるみをデザインすることの難しさ
可愛いあみぐるみにデザインし、綺麗に仕上げるのが難しい
本になるくらいですので、編み図通りに編めば可愛いデザインのあみぐるみが完成します。私があみぐるみを作っていて難しいなと思うのは、本で紹介されているものを編み図通りに作るのではなく、自分で編み図を作りだしさらにあみぐるみ可愛くデザインすることです。あみぐるみというのはほんのちょっと編み図が違うだけで、不格好なくまさんが完成します。写真にある「リボンベア」も、何度も何度も編み図を作り直し形を修正したものです。毛糸が違っただけでも不格好なくまさんになりました。シンプルな形のくまさんのように見えると思いますが、実は微細な部分にまでこだわっています。お顔の刺繍も、1ミリどころか繊維数本違っただけでも、角度がちょっと違っただけでも不細工になってしまいます。特にこのくまさん「リボンベア」は、本体に直接お顔の刺繍をしていますので、ちょっとミスしたら全部やり直しになってしまいます。
個性的なあみぐるみの編み図を生み出すのが難しい
パーツの取り付けを綺麗に仕上げることの難しさ
クオリティーが気に入るまで、何度も作り直した
そしてデザインだけの問題ではなく、編み方や仕上げ方が難しく、初めのころは1つの作品を生み出すのに同じものを20体ほど作ったものもあります。時間をかけて完成しても「この部分のクオリティーが自分的には気に入らない」と、作り直しを何回でもしました。そうして、あみぐるみの本には載っていない独自の作り方や、気を付けるポイントのデータがたくさん集まりました。
パーツを綺麗に簡単に取り付ける方法を開発した
あみぐるみは、パーツを編むことよりパーツをバランスよく綺麗に取り付けることが難しいと思います。私の中では、あみぐるみの本よりも綺麗に簡単に取り付ける方法を開発しました。
あみぐるみの本のやり方では、綺麗にパーツを取り付けるのは難しい
あみぐるみの本に載っているパーツの取り付け方は、綺麗に仕上げるには難しいと思います。初心者向けの本ですが、初心者には無理だと思います。綺麗にではなく、ただつけるだけなら良いとは思いますが。手のパーツの位置の決め方にもこだわっています。足のパーツもバランスの良い位置にバランスの良い角度で取り付ける方法を開発しました。
材料選びにもこだわっている
毛糸選びは、編んでみないと分からない
毛糸も、初めはウールが良いに違いないと思って全てウール使って製作していました。もちろんウールで良かったも作品もありますし、ウールで作ったのにキシキシして硬くてゴワゴワしたあみぐるみ、逆に柔らかすぎてすぐに壊れそうなあみぐるみができたこともあります。私は毛糸専門店に仕入れに行っていまして、毛糸というのは「編んでみないと分からない」と長年毛糸を扱っている店主さんもおっしゃっていました。全くその通りだと思っています。ですので、あみぐるみは毛糸選びも難しいと思います。
道具も材料も、失敗を繰り返したからどれがいいか分かってきた
仕上がりの綺麗さを気にせず、ただ作るだけなら難しくない
結論としましては、「ただ作るだけならそんなに難しくはないけど、綺麗に仕上げることや可愛いデザインを自分で開発するのは難しい」というのが、私が考えている答えです。
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